お客様の希望を打ち合わせを通じて形にし、工事が完了して部屋や家が使いやすく綺麗に変わると、とても嬉しく感じます。また、お客様から感謝の言葉をいただけるとやりがいを感じます。自分の意見や提案が採用され、「やってみて良かった」と認められることも大きな喜びです。現場では職人やスタッフとのやり取りが重要で、皆で助け合いながら一つのプロジェクトを完成させる過程も、この仕事の魅力の一つです。

騒音や養生など、近隣からの思いがけないクレームやマンションの管理組合との調整が大変でした。また、短い時間で見積もりを出したり、大幅な値引きに対応することも苦労しました。お客様との意見の違いからクレームになることもあり、手直しが必要なこともあります。さらに、職人との人間関係や都心の工事では駐車場の確保も課題でした。大きな工事が常にあるわけではないので、見積もりを出しても契約が取れないことや売上が上がらないこともありました。商品や工法が日々新しくなるため、常に勉強が必要でした。

リフォームやリノベーションの需要は今後も増えていくと考えています。住宅は女性の意見が多く取り入れられる分野でもあり、女性が活躍できる職業です。女性ならではの視点が求められ、職場での女性の割合が増えることを期待します。重いものを運ぶことや体力的に厳しい部分もありますが、やりがいは多くあります。職場が女性にとって働きやすい環境になることを望んでいます。

建築士の資格があるとお客様の信頼を得やすいですが、資格がなくても経験豊富で優れたプランニングができる人が多くいます。資格だけで人の能力を判断するのは難しいと感じます。また、女性の同僚はお酒が強く、豪快な人が多かった印象があります。

建築に興味があり、人と関わることが好きな人にとって、この仕事はぴったりです。頭の中で描いたプランを実際に形にしていく作業は非常にやりがいがあります。お客様の都合に合わせて動くことが多く、残業や拘束時間も長いですが、日々新しい知識を学ぶことが必要です。難しい現場を完成させた時の職人やスタッフとの一体感は他にはない魅力です。この仕事に関わって本当に良かったと思っていますので、ぜひチャレンジしてみてください。