地方局で働く場合、ひとり暮らしのお年寄りの家を訪問することがよくあります。配達だけでなく、安否確認という社会的に重要な役割も果たしていることを実感します。特に、小包や書留の場合は印鑑やサインが必要なので、直接お客様と顔を合わせる機会が増えます。顔を覚えてもらい、「ありがとう」と感謝の言葉をいただく瞬間は、大変やりがいを感じます。外回りの仕事は、自分のペースで休憩を取れるため、自由度が高く、ストレスが少ないのも魅力の一つです。日々の業務を通じて地域社会に貢献できることが、この仕事の大きな魅力だと思います。

この仕事で大変なことの一つは、天候の影響です。特に雨の日は郵便物が濡れないようにするため、細心の注意が必要です。もっと大変なのは雪の日で、滑って転ぶリスクがあるため、慎重な運転が求められます。雪の日には除雪が不十分な地域もあり、その場合は歩いて配達しなければならないため、体力的にも厳しい状況に直面します。また、まじめな方が多く、職場の雰囲気が堅苦しいと感じることもあります。これらの困難を乗り越えるためには、常に慎重さと忍耐力が求められます。

郵便局の仕事は、最初は給料が低いことが課題ですが、郵政民営化後は改善の兆しも見られます。最終的には個人の能力次第で、営業力がある人は昇進のチャンスが多いです。郵便局は独占業務を担っているため、倒産の心配が少なく、安定性が高いことも魅力です。郵便局での勤務は社会的な評価も高く、誇りを持てる仕事です。しかし、下っ端の立場では理不尽なことも多く、忍耐力が必要です。将来性については、自分の努力次第で多くの可能性が広がる仕事だと感じています。

仕分け作業で間違えることは避けられません。一人で何千通も仕分けるので、完璧を期すのは難しいです。実際、誤配達される郵便物が表に出ることは少ないですが、内部ではそれなりに発生しています。人間が行う仕事なので、どうしてもミスは付き物です。大切なのは、そのミスをいかに減らすか、そして早急に修正するかです。仕事の裏側にはこうした苦労もあることを知っておいてください。

この仕事を目指す方へのメッセージは、「最初は我慢が肝心」ということです。外周りの仕事は自由度が高い反面、天候やその他の困難に直面することもあります。心が折れそうになる時も多いですが、それを乗り越えれば、大きなやりがいと成果が得られます。特に、ゆうパックの営業は大変ですが、交渉力が身につきますし、顔を覚えてもらえるので、将来の独立にもつながります。自分の努力次第で給料も大きく変わりますし、成長できる職場です。頑張ってください。