パソコン教室の講師として働く中で、最もやりがいを感じるのは、生徒さんが新しいスキルを習得し、成長していく姿を見られることです。これからの時代に必要なパソコンスキルを教える立場として、自分自身も学び続けることができ、教えることで理解が深まることに喜びを感じます。また、生徒さんから感謝されることや、問題を解決したときの達成感は、何ものにも代えがたいものです。

教える立場でありながら、自分自身のスキルが生徒さんとあまり変わらない状況でスタートしたため、最初のうちは非常に緊張しました。特に、生徒さんからの質問に即答できず、戸惑うことが多く、恥ずかしい思いをしたこともあります。また、パソコンのサポート業務でも、解決できない問題に直面し、持ち帰りや上司への相談が必要になることがあり、申し訳ない気持ちになることもありました。それでも、これらの経験を積み重ねることで少しずつ成長していくことができました。

ITの世界に常に触れられるという点は、この職業の大きな魅力です。しかし、近年では小学生の頃からパソコン教育が始まっているため、若い世代がわざわざパソコン教室に通う必要性が減少しているのが現実です。これからは、年配者向けの講座や、パソコンに関連するインターネットやスマートデバイスのサポートにシフトしていく必要があるかもしれません。パソコン教室だけでは将来的な限界が見えてきているため、新たなビジネスモデルの導入が求められると感じています。

この仕事の給与はあまり高くありませんが、パソコンスキルが向上することで、他の分野でも役立つ場面が多いです。例えば、ネットでの買い物やインターネットバンキング、さらにインターネット取次を通じてちょっとした小遣い稼ぎも可能です。また、これらのスキルを活かして副業を始めることもできるため、自分の将来にとってプラスになる点が多いと感じています。

まずはやる気を持つことが大切です。スキルは後からついてきます。最初はお金と時間がかかるかもしれませんが、それでもパソコンのスキルを習得することは非常に価値があります。パソコンやデジタル機器に少しでも興味があれば、すぐにでも始めてみるべきです。このスキルがあれば、他の職種への転職にも役立ちますし、日常生活でもパソコンを活用することで生活がどんどん便利になります。パソコンスキルは、今後の社会でますます重要になるため、早いうちに身につけておくことを強くお勧めします。