はじめまして、私は北海道札幌市にある就労継続支援B型事業所「Web屋FUJI」のサービス管理責任者、加藤洋輝（かとうひろき）と申します。あなたの抱えている悩みや怒りについてお聞きし、とても心配しています。まずは、あなたの気持ちに寄り添い、少しでもお力になれるように、私の立場からいくつかのアドバイスをさせていただきたいと思います。

サポステとは

地域若者サポートステーション（サポステ） は、厚生労働省が委託して運営している支援機関です。 障害の有無にかかわらず 15歳から49歳までの仕事に就いていない方々を対象に、「働く」ための支援を提供しています。サポステの主な目的は、本人やご家族の力だけでは解決が難しい「働き出す力」を引き出し、職場定着までをサポートすることです。

主な支援内容

• コミュニケーション講座 ：自分の強みを発見し、会話に対する苦手意識を克服します。
• 就業体験（ジョブトレ） ：希望や状況に合わせた様々な仕事を体験できます。
• ビジネスマナー講座 ：身だしなみやお辞儀の仕方、言葉遣い、電話対応などの社会人としての基礎的なマナーを学びます。
• 就活セミナー（面接・履歴書指導等） ：求人への応募の仕方や履歴書の書き方、面接の受け答えの指導などを行います。
• パソコン講座 ：働くうえで必要となる基礎的なパソコンスキルを学びます。
• 集中訓練プログラム ：合宿形式を含む生活面等のサポートと職場実習、資格取得支援等を実施します。

サポステの特徴

• 予約と相談 ：最寄りのサポステを検索し、電話やメールでアポイントを取ります。相談は無料で、専門スタッフとの個別面談も可能です。
• 就職と定着支援 ：働く力を身につけたら、就職活動に必要な情報提供を行います。就職後も悩みや不安に対するサポートを続け、仕事のステップアップにも対応します。
• 専門家によるサポート ：キャリアコンサルタントや臨床心理士、産業カウンセラーなどの専門家が面談を行い、必要な経験やスキルを見極めてサポート内容を決定します。

サポステの経験について

まず、あなたがサポステでの経験に対して強い怒りを感じていることについて、理解しています。サポステでの支援があなたの期待に沿わなかったこと、さらにその結果として精神的に苦しい状況に陥ってしまったこと、本当に辛かったと思います。

「就労支援」と言いながら、雑談や塗り絵、心理ゲームばかりやらされた という点についてですが、これらの活動はリラクゼーションやストレス軽減、集中力の向上を目的としたものだった可能性があります。サポステの支援プログラムには段階があり、最初の段階ではコミュニケーション能力や自信を回復するための活動が行われることがあります。

個別面談での「就労支援しかできない」との繰り返し についても、サポステの担当者もあなたの状況を考慮しながら、できる限りの支援を提供しようと努力されていたのだと思います。支援の方向性や方法があなたのニーズに合っていなかった可能性がありますが、これは決してあなたが悪いわけではありません。

解決方法

主治医に相談する

まずは、主治医にこの状況を詳しく話し、イライラや不眠に対する適切な治療やカウンセリングを受けることが重要です。あなたの精神状態を安定させることが最優先です。

サポステの担当者と再度話し合う

次に、サポステの担当者ともう一度話し合いの機会を持つことをお勧めします。その際には、過去の体験や感じた不満を具体的に伝えることが大切です。あなたの声をしっかりと聞いてもらうことで、より適切な支援が提供される可能性があります。また、信頼できる第三者をその話し合いの場に同席させることも相談してみてください。

信頼できる第三者の意見を求める

信頼できる家族や友人、または専門のカウンセラーなどの第三者に相談することも有効です。第三者の視点からの意見を取り入れることで、冷静に状況を判断し、次の行動を決める助けになります。

新たな居場所を探す

もしサポステでの支援がどうしても合わない場合、新たな支援機関を探すことも考えてみてください。例えば、地域の就労継続支援B型事業所など、他の支援プログラムを提供している機関があります。あなたに合った支援を受けられる場所を見つけることが、次のステップに進むための大きな助けとなります。

最後に

あなたの辛さや怒りは決して無視されるべきものではありません。あなたの声をしっかりと聞き、理解し、支援する機関や人々が必ずいます。まずは、ご自身の心身の健康を最優先に考え、適切な支援を受けられるよう努めてください。あなたが安心して働き始めるための第一歩を、私たちも全力で応援しています。

必要であれば、いつでも「Web屋FUJI」にご連絡ください。私たちはあなたの力になりたいと思っています。