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自殺願望があっても就労継続支援で働けるか

質問者
就労継続支援で働き始めましたが、ストレスから自殺未遂をしました。
今も自殺願望が消えず、働き続けることに不安があります。
自殺願望があっても就労継続支援で働くことはできますか。

自殺願望があっても就労継続支援で働けるか

プロフィール

名前(仮名) 小林 唯奈 (こばやし ゆいな)
年齢 25歳
性別 女性
生活状況
障害者年金を受給中

小林さんは、25歳の女性で現在は障害者年金を受給しています。彼女は新しい環境や未来のことを考えると不安感に襲われることが多く、そのため生活の安定を第一に考えています。生活費は主に障害者年金で賄っており、母親と二人で暮らしているため、家計を支えるプレッシャーも感じています。

障害の種別と等級
精神障害3級

精神障害3級に認定されており、統合失調症を患っています。統合失調症は、思考や感情、行動に影響を及ぼす重篤な精神疾患であり、幻覚や妄想、無気力、社会的な引きこもりなどの症状が見られます。

既往歴(過去の病歴)
統合失調症

小林さんは20代に入ってから統合失調症を発症しました。症状の一つとして、幻覚や妄想が頻繁に現れ、日常生活に大きな影響を及ぼしています。治療としては、定期的な通院と投薬治療が行われています。

家族構成
母と二人暮らし

両親は小林さんが小学校低学年の頃に離婚し、それ以来、母親一人で彼女を育ててきました。母親との関係は良好であり、母親は彼女の最大のサポート役です。母親も働いていますが、小林さんのケアにも多くの時間を費やしています。

経歴
高校卒業後アルバイトをしていたが、病状が悪化し退職。現在は就労継続支援B型に通所中。

高校卒業後、いくつかのアルバイトを経験しましたが、病状の悪化により仕事を続けることが困難になり、退職せざるを得ませんでした。その後、就労継続支援B型事業所に通所し、少しずつ社会復帰を目指しています。事業所では、軽作業や職業訓練を通じて、社会での自立をサポートされています。

本人に対する特記事項
小学校低学年の頃に両親が離婚し母一人に育てられた。20代に入り統合失調症を患う。新しい環境や先のことを考えて不安感に襲われる。今の自分の現状をなんとかしたいという意欲はあるが、ストレスも大きい。

小林さんの家庭環境は、小学校低学年の頃に両親が離婚したことで一変しました。それ以降、母親一人に育てられ、母親との絆は非常に強いです。しかし、家族の支えがある一方で、新しい環境に適応することや未来への不安が強く、精神的なストレスも大きくなっています。それでも、現在の状況を改善したいという強い意欲を持っており、母親や支援機関のサポートを受けながら前向きに取り組んでいます。

小林さんは、趣味として読書や音楽鑑賞、手芸を楽しんでいます。これらの活動は、彼女にとってのリラックス方法であり、ストレスを軽減するための大切な手段です。また、週に一度、地域のカウンセリングセンターに通い、カウンセラーとの対話を通じて自己理解を深めています。

彼女の目標は、日常生活をより安定させ、将来的にはパートタイムの仕事に就いて、自分の力で生活を支えることです。これに向けて、小さなステップを踏みながら着実に前進しています。

趣味 読書、散歩、音楽鑑賞
日常生活
  • 朝は比較的遅く起床し、午前中は自宅でリラックス。
  • 午後に事業所へ通所するか、散歩に出かけることが多い。
  • 夜は静かに読書や音楽を楽しむ時間を過ごす。
目標
  • 短期目標:事業所の通所時間を少しずつ増やし、体力と精神的な安定を図る。
  • 長期目標:障害者雇用で週20時間以上働ける職場を見つけ、自立した生活を送る。
課題
  • 事業所の職員とのコミュニケーションを円滑にし、信頼関係を築くこと。
  • 自身の体調管理とストレスコントロールを行い、安定した通所を維持すること。
  • 障害者雇用に対する不安を克服し、自信を持って働けるようになること。
サポートネットワーク
  • 家族:両親とは月に一度程度電話で連絡を取るが、直接のサポートはあまりない。
  • 友人:数名の友人と定期的に連絡を取るが、深い付き合いは少ない。
  • 定期的に通う精神科医とカウンセラーがおり、治療とカウンセリングを受けている。
  • 事業所の職員とも徐々にコミュニケーションを取るよう努力中。
現在の状況
  • 生活保護を受給しながら、一人暮らしをしている。
  • 就労支援B型の事業所に週6時間通っているが、通所が不定期になりがち。
  • 事業所での作業は簡単で福祉的な保護下で行われているため、職員から厳しいことはあまり言われない。
希望
  • 障害者雇用で少し配慮してもらいながら週20時間働きたい。
  • 新しい環境や変化に対して不安があるが、自立した生活を送りたいと強く願っている。
課題
  • 現在の週6時間の通所状態では、ハローワークから週20時間の障害者雇用を見つけるのは難しいと言われた。
  • 事業所のスタッフとのコミュニケーションがうまく取れておらず、通所時間を増やすための具体的なアドバイスを求めている。
  • 自身の体調やストレス管理をしながら、どのように通所時間を増やしていくか悩んでいる。

※この質問に関する情報は、本人からの申告に基づいており、個人の経験や状況を反映しています。記載されている内容は、特定の個人の状況を一般化するものではなく、あくまで一例としてご参照ください。この情報の正確性や普遍性は個々のケースによって異なるため、保証するものではありません。

回答

こんにちは、就労継続支援B型事業所のサービス管理責任者、加藤です。ご相談いただきありがとうございます。自殺願望や自殺未遂を経験されたとのことで、非常に深刻な状況ですね。自殺願望がある場合でも、適切な支援やサポートを受けながら働くことは可能ですが、いくつかの大切なポイントを考慮する必要があります。

自殺願望と希死念慮の確認

まず、自殺願望と希死念慮の違いを確認することが重要です。自殺願望は、明確な原因があり、自分でその問題を解決しようとする意図を持つ状態を指します。一方、希死念慮は、特定の原因がなく、漠然と死にたいと感じる状態を指します。自分がどちらの状態にあるかを把握することが重要です。精神が安定していないと、安定した出勤や活動も難しいため、この点を確認してください。

参考文献
希死念慮・自殺願望・死にたい気持ちの原因・対処法

以下のリンク先にて、希死念慮、自殺願望、死にたい気持ちに関する原因や対処法について詳しく解説しています。

詳しく読む

ストレスの原因を特定する

次に、ストレスの原因を明確にすることが必要です。もしその原因が事業所内にある場合、事業所での継続が難しいかもしれません。一方、事業所以外の要因であれば、まずは主治医の先生と相談し、治療を継続することが重要です。

事業所を利用するための対策

自殺願望と希死念慮の確認およびストレスの原因を特定した後、以下の対策を実施することで事業所を利用しながら働くことが可能になるかもしれません。

専門家の支援を受ける

精神科医やカウンセラーに相談し、必要な治療やカウンセリングを受けることが大切です。自殺願望がある場合、専門的なサポートが不可欠です。定期的な通院や治療を続けることで、精神状態の安定を図りましょう。適切な治療を受けることで、精神的な安定を取り戻し、働くための基盤を築くことができます。

支援機関との連携

就労継続支援事業所のスタッフや支援員に、自身の状態を正直に伝え、適切なサポートを受けることが重要です。事業所は利用者の健康状態を考慮し、無理のない範囲で働く環境を提供します。遠慮せずに状態を共有し、支援を求めてください。事業所のスタッフは、利用者の状態に合わせた柔軟な対応ができるように訓練されています。

無理をしない

自身の体調や精神状態を第一に考え、無理をせずに働くことが大切です。体調が悪化した場合は、休むことも必要です。無理をせず、自分のペースで働けるようにしましょう。過度なストレスを避け、健康を最優先にすることが、長期的な就労継続につながります。

コミュニケーションの確保

支援員や同僚とのコミュニケーションを大切にし、困ったことがあればすぐに相談することが重要です。孤立せず、周囲と連携を取りながら働くことが、精神的な負担を軽減します。コミュニケーションを通じて、サポートを受けやすい環境を整えることが重要です。

自助グループやサポートグループの利用

自殺願望に悩む人々が集まる自助グループや、メンタルヘルスのサポートグループに参加することで、共感や支援を得ることができます。自分一人で抱え込まず、同じ悩みを持つ人々と繋がることで心の負担が軽くなることがあります。札幌にもそのような自助グループがあります。例えば、「札幌メンタル自助交流会」はストレスや生きづらさ、うつ病、発達障害、依存症、不安障害などに悩む方々が参加できるサークル型の自助グループです。このグループは月に数回、札幌エルプラザで開催され、20歳以上の方が参加可能です。無理に話さなくても、その場にいるだけでOKです。交流会の詳細や申込方法については、下記URLをご参照ください。

参考文献
札幌メンタル自助交流会

以下のリンク先にて、札幌メンタル自助交流会について詳しく解説しています。

詳しく読む

最後に

B型事業所では利用者さんの体調に合わせて活動日・活動時間の調整が可能です。最初は新しい環境で不安に感じることもあると思いますが、少ない出勤回数から始めて慣れてきたら徐々に増やすなどの調整ができます。ぜひ、サービス管理責任者やスタッフに相談しながら、自分に合った働き方を見つけてください。就労継続支援事業所は、利用者の個々のニーズに応じて柔軟に対応し、無理なく働ける環境を提供することを目指しています。

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コメント

記事執筆者紹介

加藤洋輝

加藤 洋輝(かとう ひろき)

在籍期間:就労継続支援事業所「Web屋FUJI」に6年間在籍

役職:サービス管理責任者歴6年

専門分野:ECサイト運営、デジタルコンテンツ制作

経営理念:利用者第一主義を掲げ、利用者の自立と成長を最優先に考えたサポートを実施

実績:Google口コミレビュー33件でスコア4.9獲得。利用者からの高い評価を受けています。

利用者支援:利用者定員数は常に満員で、現在も複数名の待機者がいます。

スタッフ環境:スタッフ離職率0%を誇る、働きやすい職場環境を維持しています。

ビジョン:障害を持つ方々が自分らしい生活を送れるよう、日々新しい支援方法を模索し、社会全体の理解と支援のあり方について啓発活動を行っています。

Our Information 私たちの情報

会社名 合同会社第一Web
代表者 加藤 洋輝
所在地 〒003-0002 札幌市白石区東札幌2条5丁目3―15 ドルチェ富士1F―B
主たる業務
  • 就労継続支援事業
  • お墓のコンサルティング
  • ホームページデザイン・構築・運営
資本金 350万円

お問い合わせフォーム

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